新年を迎える準備をいたしました

日詰平井邸でも新しい年を迎える準備をいたしました。

平井家では毎年、紫波町で栽培されたもち米をつき、鏡餅をつくります。角盆や三方に米を敷き、その上に昆布、ユズリハ、餅を二段重ね、橙を飾ります。往年は「ウラジロ」を使っておりましたが葉茎が反りあがってしまうのが父は気に入らないようで、近年はユズリハを使用しております。


綺麗にパッケージされた市販品もまた華やかですが、手作りの時間には形だけではない「意味」のようなものを考える、触れる魅力があります。


そんな中で父が嘆いていたのが「年飾り」のこと。


近年は神棚に飾る注連縄や門戸に下げる年縄などを作成する方が少なくなっており、市場で手に入れるのが難しくなっております。ホームセンターには輸入品が並んでおりますが、縄の手繰りが強すぎて扱いにくく、国産探しに難儀しております。


日本古来の伝統工芸が窮地にあることは仕事柄、耳にする機会が多いのですが、やはり日本の文化として残ってほしい。表面的な形だけではなく、その意味に触れさせていただくその幸せ。そんな年の瀬はいつもより重なった餅が大きく見えました。